無化学肥料栽培を始めて、年々収穫高が減ることに対して
やはり、理想と現実は違うんじゃないのか?
所詮、最初から無理なことなんじゃないのか?等々の疑問を持つことは
無農薬栽培や無化学肥料栽培を志した者、誰もが通る道だと思います
僕の場合もそうでした
そこで、足を止め、それらのことを受け入れ、僕なりに考えてみました
その結果、僕はなによりも自分自身に疑問を感じました
格好つけて、形だけをやろうとしていないか?
自分勝手なエゴを満足させる手段としてやっていないか?
栽培する植物の立場になって、どこまで考えを及ぼすことが出来ているか?
根本的な理念が、間違ってはいないか?
そして、そこで行き着いた結論は
すべては僕自身が、真剣に取り組んでいないことによって起きた結果なんだ
とゆうことでした
例えば、収穫野菜の量や質が落ちてきた原因も
単純に作業的に楽な部分だけを行ったことによる結果でした
「手は加えずに、後は自然に任せればいいんだ。それが自然農法だ。」みたいな、
自然農法の意味すら、自分に都合よく解釈していました
手間隙の掛かることは大概避け、結果ばかりを期待していました
そんな状況で、健康な作物が育つはずもなく
僕自身も成長できるはずがありません
そこから答えを見つけるまでに、かなりの時間がかかりました
自然農法に一石二鳥はありません
常に、一歩、一歩です
自然の一部として農業をやらせていただいていることに、とても感謝しています